個人の被ばく線量を正確に評価するためには、放射線場の状況や作業内容に応じて個人線量計の装着部位と必要
な個数など最適な手段を選定する必要があります。
一方向からほぼ均等に被ばくを受けるような場合や十分に低いレベルの被ばくであるような場合、単一の個人線量計
を胸部あるいは腹部に着用することで個人の被ばく線量を評価することができます。
しかし、作業内容や人体の様々な部位における線量率に大きな相違が生じる場合には単一の個人線量計では個人
の被ばく管理のために必要な情報が得られず、被ばく線量を正確に評価できない場合があります。
このような場合には複数個の個人線量計を必要とします。
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